世界各地で心温まる出来事に触れ、又たくさんの人たちにお世話になりました。今までの無事な人生に感謝して,今59歳の挑戦です。  2010年5月 toshikokomatsu@hotmail.com  


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刑務所内の猫家族

これは野良猫ファミリーの母子、刑務所の中に住みついています。全部で4匹くらいいるのかな。

私のヨガクラスは、本館からはなれたところにあるトレーラーの中にあるんですが、その縁の下に、この親子猫たちが住み着いています。

最初はうまれたばかりの子猫ちゃんたちでした。それがだんだん大きくなり、えさや水など与えているうちに母猫と同じ大きくなりました。このグレーの毛布は、ヨガのマット代わりにも使っています。

考えたらこんなに安全で、快適な場所はないでしょうねー。

猫ちゃんたちを見るたび、みんなの表情がゆるみます。
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# by toshikokomatsu | 2013-04-30 04:55

パート2-015 仮釈放の手紙が舞い込んで

ここのアパートは一階に住人達の小さな郵便受けが並んでいます。昨日いつもどおりに何通かきている封筒を見もしないで、というかめがねがないと見えないので、そのままカバンに入れて部屋まで持ってきました。

たいてい銀行の通知や、クレジットカードや、保険や、その他DMなどばかりですが、その中に一通見慣れない送り先の封筒がありました。なになに、フロリダにある「仮釈放委員会」から?はて、身に覚えがないけれどなんじゃこれ。

一瞬刑務所ヨガと結びつけてしまいましたが、よく見ると名前が違っています。、ほう、違ったか。でも、ということはここの元の住人は犯罪者かい。
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# by toshikokomatsu | 2013-02-04 21:52

パート2-014 大学で手相の講義

時々刑務所内で受刑者の手相をざっと見てあげたりしていますが、今度友人が教えている大学のクラスで手相の講義を頼まれました。フロリダ州立大学で、生徒たちは全部外国人、そこの助教授をやっている友人はその生徒たちに英語を教えています。今度「デモンストレーション」の日のクラスで、各自テーマを持っていって英語で披露するのだそうです。私はその日のゲストに選ばれました。

黒板にイラストを描きながらやってみようと思います。以前ここでやはり一回世界を旅した講義をしました。今度のはきっとみな興味しんしんかも。2月20日、水曜日、9時15分からです。

一時間あるっていうので、何かおもしろいエピソードを入れてはなしてみようかな。さあ、おさらいしなくっちゃ。
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# by toshikokomatsu | 2013-02-03 11:47

パート2-013 山形の刑務所御中

書き始めてからしばらくたちました。大体出来上がったんですが最後の仕上げにとまどって、、じゃない手まどっています。
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# by toshikokomatsu | 2013-02-03 11:33

パート2-012 NBCから連絡が

NBCのアリソンからメールがありました。今回は一時的に保留になったとのこと。ちょっとがっかり、でもちょっと安心もしました。もっと経験がつめる。まだ未熟なところを勉強したい。それにコネができただけでもありがたい。

それで考えがつき、日本の刑務所のことを調べてみました。3月に一ヶ月ほど山形に帰るので、まず山形の刑務所あて手紙を書いてみる事にしました。
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# by toshikokomatsu | 2013-01-27 12:24

パート2-011 厄落とし

食欲はありました。ショックよりさめやらぬけど考えました。これはもっと悪いことが起こったかもしれない、事故やけがなどなかっただけでもうけもの。厄落としをさせてもらったと。

去年シルバーパスというバス代金が無料にあるカードをいただきました。これを利用しない手はありません。よく歩ける靴もネットでさっそくオーダーしました。そして初体験、バス乗り場へ。

バスは時間帯によっては一時間に一本
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# by toshikokomatsu | 2013-01-27 12:19

パート2-010 囚人たちに話しました

盗難事件のことを話しました。火曜日の女性クラスと木曜の男性クラス。「プロ」の意見を聞くと、まずみんな気の毒にという反応で、早くでてくるように祈りましょう。それで?肝心の答えは、ガソリンが切れたらどこかに乗り捨てられるか、パートをあちこち取られて放置されるかだろう、ということです。

ポリスも出てくる可能性は7割以上あるだろう、と言っていました。ま、乗れる状態でとは言ってませんでしたが。

クレジットカードはすぐキャンセルしましたが、ガソリンスタンド数箇所とコンビになどにも寄ったようです。アパートの鍵はすぐ取り替えてもらいました。目をつけられていたみたいです。

犯人が捕まってもしこのヨガクラスにやってくるようなことがあったら、まあ、楽しみ、まさか。
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# by toshikokomatsu | 2013-01-27 12:07

パート2-009 盗難事件!

ジムのロッカーに入れたバッグの中から鍵が盗まれました。ちょっと目を放した隙です。鍵はアパートと車のです。その鍵を使って車が盗まれました。車の中にはさいふが。そのさいふには現金はもちろんクレジットカードも。見事に使いまくられました。

さすがここはアメリカ、思い知らされました。ちゃんとロッカーにかぎをかけていなかった完全に私のミスです。

ポリスがきてくれて事情徴収、脱力でボーっとしていると、普通は泣いたり騒いだりするところなのに、ずいぶん落ち着いていると感心されました。「ええ、ヨガをやっているので、、。」

レストランの制服と、靴と、運動靴と、イヤリングとめがねと、あー、無理して買ったばかりのシャネルの香水、手相の商売道具と、時計2つと、それに現金、免許証も、、。頭の中がぐるぐるです。

パトカーに送ってくださいと頼んだらOKでたけど、わたしの友人が送っていくと譲らず、せっかくのチャンスを逃してしまいましたとさ。
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# by toshikokomatsu | 2013-01-27 11:57

パート2-008 オバマ大統領就任式

今日オバマさんの宣誓式で、右手のひらが写っていました。とてもめずらしく力強い線で、なるほどと思わせるものでした。

まず、運命線が薬指下方向からはじまって、深く長く人差し指の方へ伸びています。これは人々の支援を得ながら、大きな理想をもって生きてく相です。野心家でもあり、リーダーシップがあります。人の為になる生き方をすると良い、とまるで大統領になるために生まれてきたような線。

それに生命線が二重になっています。健康でちょっとやそっとの事では倒れない頑丈なからだで、事故や病気からも守られているラッキーな線です。

生命線と頭脳線が離れています。これは大胆な行動を意味しています。それに人に甘えず独立心旺盛でもあいます。

あとは感情線ですね。とても情感があり、理想的な夫、父親になる線です。哀しい映画をみると涙を流したり、困った人をみるとほおっておけなくなります。先日の高校での乱射事件で、亡くなった親御さんの気持ちを思うと、と涙を流したことで、大統領にはめずらしい、と話題になりましたがさもあらんです。

もうひとつ、財運線と太陽線、これは感情線上からすっと伸び、安定した財力、特に50歳以降に理想的な富や対人関係が得られる、というさすが手相、さすがオバマさん。

刑務所でもときどき頼まれて受刑者の手をみているんですが、なうほど当たるものですね~。
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# by toshikokomatsu | 2013-01-21 21:10

パート2-007 受刑者へのインタビュー

今日は思いついて男性ヨガクラスの日に、ちょっと聞き取りをしてみました。NBCかあまだ連絡がこないのでこちらからメールを送ろうと考えてました。いかにヨガの効用がいいか、実際の受刑者の「声」をいれたらいいんじゃないか、と。

今日は6人と小さなクラスでしたが、新人ひとりをのぞいてみんなとても良いコメントをくれました。

1.極めて役に立つクラス。神経を休めて、身体をリラックスさせる。最初と最後の瞑想も物事をポジティブに考える力がつく
2.大変リラックスでき、日々の生活にとり入れることができる
3.以前一年ほどヨガをやっていたが、ここへ入所してヨガクラスがあることにまさか、と大変驚いた。刑務所でヨガなんて聞いたことがないし、クラスを受けられる事をとても嬉しく思う。(キューバ出身、50歳)
4.間違いなく刑務所内でのベストなクラス!

と、どれも好意的。おせじもあるかな、でも話半分でも嬉しいな。

よし、レポーターになったつもりでNBCに報告するぞー。
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# by toshikokomatsu | 2013-01-18 22:46

パート2-006 一日体験入所

「懲役一日」の入所が決まりました。朝から一日体験のための入所、水曜日の予定です。

とのつもりがハプニングで延期です。囚人のひとり、あるいは数人がトラブルを起こし、解決の糸口が見えるまで全員「タイトハウス」という罰則を受けます。一日中椅子に座り、トイレと昼食以外は座りっぱなし。もちろん話もできません。講堂に男性受刑者、女性受刑者がまとまって監視が数人つきひたすら朝から夕方までじっと座ります。こえが数日、数週間続くのです。一度聞いたのは、囚人同士でメモを交換したのがわかってそれがだれか判明するまでタイトハウスということでした。けんかや争いごとのトラブルも含まれます。

延期になったので、少しほっとしたのとがっかりと少々複雑です。
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# by toshikokomatsu | 2013-01-17 20:08

パート2-005 道で会った元受刑者

刑務所前の道路で「ナマステー」と私を呼ぶ声があって振り返ると、ひとりの黒人の若い男性がベビーバギーを押しながらこちらへ急ぎ足でやってきます。近づくと見た覚えのある顔です。自分の名前はケビンであなたにヨガを教えてもらったといいます。数回クラスに出て、今は出所してこれからAAのミーティング場所に用事があって行くところといいます。2歳近くに見える赤ちゃんがベビーバギーの中ですやすやと眠っています。

今までも数回元の受刑者に会いました。みんな晴れやかな顔をしています。このケビンも「ヨガは役に立った、自分の怒りの感情を抑えることができた」といいます。

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# by toshikokomatsu | 2013-01-17 20:07

パート2-004 風水とニュースとは

まず、窓を磨いたすぐ翌日のことです。コロラドにある不動産やさんからメッセージが入ってきました。今あなたの土地を案内しています。一人の男性が気に入って、明日契約にやって来ます。という思いがけないもの。

この土地というのは長年頭痛の種になっている売るに売れない、無料でいいからもらってくれといっても引き取り手がぜんぜん現れなかった土地です。それがたいそう気に入ってもらえて、交渉なしの売値でいいと。あっけなく売れてしまってたまげました。

そして日本のテレビ局からのニュース。私のやって来たことが注目されてきた、というのは大変嬉しい事です。

次が、バンクーバーに住む友人夫婦からの招待旅行の話です。旅費をだしてもらい、豪華な手作りの食事でいたれりつくせり、体重が4kg不得手帰ってきました。ちなみにここでは、ワインからお酒、チーズ、パン、ソース、ジャム、パスタ、ハーブまで全部手作りでした。

続けて今度はサンフランシスコへ旅行の話。知人がぜひいっしょにいってほしいということです。

そして、今度のNBCのニュースです。風水おそるべし。よく効きます。
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# by toshikokomatsu | 2013-01-15 17:10

パート2-003 ご縁とは

まだNBC担当者から電話がきていません。心の準備をする時間ができて喜んでます。

さて、どうしてNBCが私のことを知ったか、これも面白いんですが、なかなかご縁を感じます。

先日私のNYの友人からメールがあり、NYタイムスに囚人ヨガのことが出てると教えてくれました。さっそく検索してみると、あるある、バージニア州にあるシティの刑務所で教えるヨガインストラクターのことがでています。けっこう数ページにわたって特集が組まれ、注目されていることがわかります。

私は情報交換をしたくそのインストラクターにメールを送りました。すると、2日おいて返事とNBCからのメールとが同時に入りました。なんと私のメールが届いた翌日にNBCから連絡があり、だれか似たようなプロジェクトをやっている人がいたら教えてくれと聞かれたんだそうです。

もしNYの友人が教えてくれなかったら記事の事なんか知らないし、メールを送ったタイミングが悪かったらNBCから連絡こないし。

それにしてもインターネットって本当に便利です。

あと、どうしてもいいたくてうずうずしてること。それは年末に向けて風水を取り入れた大掃除をしたことです。関係あるんです。これが。掃除、片付け、それにがらくたを捨てるのももちろんですが、いい情報、良いニュースが入ってくるよう、窓と鏡をを磨きました。高いところは椅子に登って、大きな窓です。裏と表と。

そうしたら何といろいろな情報が次々と入って来たのです。
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# by toshikokomatsu | 2013-01-15 16:41

パート2-002 友人達の助け

イレーヌにさっそくお礼を兼ねて連絡しました。あの犯罪者をさばく判事さんです。もともとどこに連絡していいか刑務所先を教えてくれたひとです。おめでとう!何てエキサイティング、とメールがあり、もしカメラが中に入ることで問題があったら自分に言ってくれ、とたのもしい限りです。

今朝はたまたまYMCAで、ローカルのTV局で働くマリーとばったり。NBC事情と取材のことをいろいろ教えてくれました。ここジャクソンビルにはスタッフはいないもよう。

本を数冊出している友人ROBさんは、原稿の校正をやってくれるそう。しゃべることを書き出したら送ってくれ、校正すると。

大学の英語の先生、ナンシーも自分がインタビューアーになるから、ふたりでロールプレイをして練習をしよう、と言います。

みんな喜んでくれ、ありがたい、感謝です。ナマステ
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# by toshikokomatsu | 2013-01-15 16:19

パート2-001 その後の展開

2013年、新年を迎えて、パート2を作成します。

その後いろいろな展開がありました。

まず昨年末に、日本のテレビ局から番組取材の打診がありました。私がどうしてここフロリダへ来て、こんな活動をやっているのかを、よくわかるように文章にまとめてほしい、ということです。説得力ある「作文」にするため悩んでいます。なかなか筆がすすまないんでいるんですが、今年になってから何と今度はNBCニュースからメールがありました。ニューヨークの本社から直接で本当にびっくりしました。

うちにはTVがないのでわからないのですが、他のところでたまに見る朝のニュース、ロックフェラーセンターのスタジオ、生放送中の外でみんな並んで少しでもTVに写してもらおうとサインボードやハッピーバースディーのメッセージをもって手を振ってるアレ、たしかあの朝のニュース番組がNBCだったはず。まあ、全米をカバーしてる超人気番組じゃないですか。

そこの重役補佐という肩書きの女性のメールによると、私のやっている「「囚人ヨガ」を、NBCのニュースストーリーにとりあげらる可能性があるので、そのことについて直接電話で話がしたいということです。

電話番号を送ってから、さあ、コレは大変、もしかしたらもしかするかも。あっちこっちわたしの英語のせんせたちに声をかけます。何をどうしゃべるか聞いてもらわなきゃ、見てもらわなきゃ。

さっそくオフィスのナンシーにも話をすると、PRセクションからクリアランスを取ればカメラも中にはいれるとのこと。良かったー。たまたま男性クラスの日だったので、ちょっと話をしてみると、協力したいという受刑者もけっこういる。ミスKITIのためなら何だってする、とうれしいことを言ってくれる。いかにヨガの効用があるか、すばらしいクラスかカメラに向かって話してくれるそう。

さあ、がんばらなくちゃ。
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# by toshikokomatsu | 2013-01-15 16:03

116. エピローグ

「刑務所」、「囚人」という世間では特別な目で見られるところの人たちを相手にしてここまで来ました。普通の感覚でいったら、やはり何も好き好んでそんなところへ行かなくとも、とか、理解できない、という反応も多いです。言葉に出して言われなくてもそれは感じます。

それは仕方ないとして、「そんな危ないところへ」とか、「犯罪に巻き込まれる」とか、「何をされるかわからない」的な反応を受けるのは何か違うような気がします。一応うなずいては聞いてますが、少なくとも今まで生きてきて、自分が親切にしたひとから危害をうけたことはありません。それに、私が見てきたあの人たちは何かのきっかけで変われる人たちだと思っています。

私たちだって、どこかでほんの少し一歩間違えたらあそこにいたでしょう。それにこれから先、いつこの中の人たちが社会へ出てりっぱに成功し、こちら側にいるわたしたちが何かちょっとしたことがきっかけで中に入るようになる可能性だってあるはずです。

交通事故を起こしてしまった、とか、ほんの出来心で物をとった、とか壊したとか。知らないうちに悪事に巻き込まれたとか。うんとあり得ると思います。あちらにいる人たちも、こちらにいる人たちも同じ人間同士です。気をつけるのに越した事はありませんが、どうせ生きるなら心を柔らかくして生きて行きたい。

ただ薬物に関しては問題があるでしょう。一例で、高校生の間で取引されているそれは、親の収入をはるかにしのぐ、とある人が教えてくれました。麻薬所持は日本と比べ物にならないほど多く、その売買のためにどれだけの闇の犯罪が起きているか。

ある女性受刑者が「ぜったい自分のようにはなるな」というメッセージを残していきたい、と教えてくれました。麻薬を続けていって、顔つきが変わり、叫んでいる将来の不安を絵に描いて見せながら。

社会の底辺でもがくひとたち、それでも少しの希望にかけるひとたち、出所間近の嬉しい顔、見送る寂しい顔、泣く顔、笑う顔、そしてセラピーで心をさらけ出して号泣する顔もいろいろと見てきました。

「笑いヨガ」でのあの笑顔が本当の生活にもどる日はいつになるのでしょう。笑うとほんとうに無邪気になるみんなのあの笑顔は、「かわいいよ~っ」と叫びたくなります。あの顔で過ごせる日常になれたら、、いつかぜったいその日がくることを信じたい。

私の刑務所ヨガは、これからもずっと続けます。ヨガの基本、心を楽にして、表情も楽に、笑顔で続けます。表彰してくれたアメリカのために。応援してくれている大切なひとたちのために。そして自分自身への挑戦のために。

2011年5月3日 新月のジャクソンビルにて

ナマステ

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# by toshikokomatsu | 2011-05-03 05:21

115.表彰式

2011年4月28日、午前9時、フロリダ州ジャクソンビル市、警察署での表彰式に行ってきました。

バーバラと早めに待ち合わせ、歩いて5,6分、署内の一室に行くと、表彰される人とその家族、友人たちが集まり始めています。小さい子供を連れた人もいます。

時間になると、部屋はざっと100人以上にもなり熱気があふれます。制服を着た警察官は、10年、20年、25年勤務で表彰されるひとたち、それにその月の功績のあったひとたちのようです。

警察署長さんがひとりひとりの名前を読み上げ、功績をたたえ、賞状をもらってアメリカ国旗とフロリダ州旗の前で記念写真です。私の名前はプログラムの半ば過ぎに「一般市民」として印刷されています。今年になってから結婚式や面接や入社式等大勢の前にたってあいさつをする、という行事が重なり、順番が来てもけっこう落ち着いて前へ出て行動できました。

「家族の方たちは来ていらっしゃいますか?」という質問には、家族や友人は日本から遠いので、「物理的には来てませんが、精神的にはみんな参加しています」と答えました。それにバーバラにも特別なサンキューのあいさつです。家族みんなで祝う、という姿勢はとても好感が持て、「あそこにいる美しい女性が私の愛する妻、それにかわいい子供たち3人です」と堂々と紹介するひとも。いいですね~。

なんだかまだ実感がわかずにいただいてきましたが、とても光栄です。フロリダへぶらっとやってきて、毎日ヨガをやっているうちに資格をとろうと思い立ち、それを刑務所の囚人たちに教えたいと思うようになり、とんとん拍子に話が決まり、一年もしない間に光栄な感謝状を受け取るなんて、、、

バーバラによると、ノミネートされてから8人の委員会のメンバーの審査にかけられ、全員同意して長いことかけて許可が下りることになるんだそうです。改めて推薦してくれたバーバラに感謝です。お金には変えられない大切な宝物です。

これを書き出してから、父親の危篤、介護と帰郷、娘の結婚、わたしの就職と研修と失業、そしてこの表彰式と、人生の山場がたくさんたくさんありました。いまだに山の峠のジグザグな道を徐行しながら登っているところです。

この先何が待っているかわかりませんが、「人生で起こることにはちゃんと意味がある」ことを心して、毎朝登ってくるお日様に手を合わせ、無事に生きている事に感謝して前向きに生きていく事にしましょう。

ブログを続けて読んでくださった方、いつも応援してくれているYやTさん、ほんとにありがとう。感謝です。私の星は、還暦になりまだまだ波乱万丈の人生が続きそうです。日本も大変なとき、共にがんばっていきましょう。

竜巻警報の出ているフロリダ州ジャクソンビルより、たくさんの感謝をこめて。ありがとう、日本、ありがとう、アメリカ。

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 この写真はナンシーです。あー、言っちゃった。実はバーバラは仮名、彼女の本名はナンシーです。
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# by toshikokomatsu | 2011-04-29 04:23

114.ヨガって何

この疑問はたぶんヨガを教え始めた時からあったと思います。刑務所内の抑制された生活の中で、身体の動きといっしょにもっと精神的な意味合いを伝えたいと思っていました。

最初は模範生の選ばれた受刑者たちでスタート、他のクラスがあってスケジュールが合わなかったり、仕事に行ってたり、反省期間中の受刑者がでたり、あるいは出所したりで、顔ぶれも覚えた頃に常に代わり、一回一回はたしてどれだけ「ヨガ」のことが伝わったのでしょう。

たまにただ時間つぶしに参加しているような受刑者もいます。ここに来てくれただけでも大きな一歩、少しでも何か手ごたえをつかんでくれたら、とクラスが始まる前、そして終わった後に願う私の思いを伝えるのはー。

先日友人と話していると、ヨガのお試しクラスへ行ったが、ヨガはどうして身体にいいのか、ほかのストレッチとどこが違うのか、もっと瞑想みたいなことをやるイメージもあったが、そういうことは説明がなく、ただみんなといっしょに、いろいろな基礎ポーズをやってきた、と言います。もっと基礎的な知りたいことを先に教えてほしい、と思ってる人は多いはず。

そうですね、無理もないなあ。ヨガというものに接したことにない「生徒」たちです。私は40年近く前からインドでヨガの道の入り口付近をのぞき、瞑想や断食をはじめ、世界各地で少しずつヨガの練習を重ねてきて、ヨガと生活が抵抗なく溶け合っていました。でも始める前は、あの奇妙なねじれポーズと、わけのわからない修業の世界というイメージがありましたね。

今は世間的に急激に広まったといえ、はたしてどれだけの人がヨガに抵抗なくなっているのでしょう。ここはクリスチャンが多い国です。インドの教えが元になっている、ということで一部抵抗のある人たちもあります。

ヨガは身体と精神のクリーニングです。生命力をよみがえらせます。呼吸法を使ったポーズをとりながら、心と身体のバランスを整えます。競ったり評価したりはありません、ポーズは出来る範囲で無理しないで等を、毎回毎回繰り返し、もっと自分の言葉で説明を加えていこうと思います。続けていけば自分自身のコントロールに役立ちます。クラスで良いエネルギーを作って、自分の愛する人や思いを伝えたい人、それにそれを必要としてる人に送りましょう、等、私のつたない英語でも出来るだけ伝えていきたい。

希望者の中から選ばれて参加する受刑者もいます。意気込みが違っています。この時間を楽しみにしていました、という受刑者たちへ、もう二度とここへ帰ってきたくない、社会生活で役立つ何かをつかみたい、という受刑者たちへ、わたしも「何か」伝えたい。

少なくとも今度会うときはここじゃない、これが役立ったら、いえ、役立てて。もう二度と帰ってこないで。
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# by toshikokomatsu | 2011-04-27 09:13

113.アパートへ立ち寄って

式に着るかもしれない洋服や、少し必要なものを取りに私のアパートをちょっと訪ねてきました。今又借りしてくれている人は、「CREIGLIST]で募集して条件のあったマイクというNYからの旅人です。早期退職してフロリダを移動中とのこと。

電話で「予約」して自分の部屋へ入りましたが、他人が住んでいるのを見るのは変な感じです。幸いなことにとてもラッキーなひとにあたり、留守中の家賃支払いと彼の滞在スケジュールのバランスが程よくとれています。

私の刑務所ヨガに興味を示していたこのマイクは、ニューヨーク州で長いこと少年院で働いていたそうです。17歳までの問題児を預かるその施設は、180人ほどの男子ティーンエージャーを収容して学校教育を施し、同時に日常生活の仕方のいろはから教えるとのこと。それこそはしの上げ下ろし、この場合フォークですね、使ったものの洗い方や、何かしてもらったらサンキューと言うこと、とほとんど生まれてきたときから逆境で育ってきた子達に社会生活の基礎から教えるそうです。

もちろんスムーズにはいかず、けんかはしょっちゅう。レイプや窃盗、傷害、麻薬と罪をおかしてきた「生徒」たちです。生まれたときから親の虐待を受け、諍いの世界しか知らず、愛などという言葉とは無縁の生活を送ってきた子たち。それでもたまにダイヤモンドのように光る才能を持った子がいて、その後奨学金で大学を出てまともな生活にたちなおる子もいるとか。それでも二割くらい、いや一割ちょっとくらいかな、といいます。

頭のいい子ほどその才能を悪い方へ使ってしまうし、親が会いに来るなんてこともめったにない、、聞いていてため息がでます。ほとんどが片親で、その親からも見放されて、あるいは逃げて育った子たち。

ある日、ひとりの15歳の男の子とたまたま話をしていたとき、その子が自分には6人の子供がいる、と言ったそうです。何の感情もなく。全部違う女の子との子供で、それに対してどう思うか、と聞くとこたえは、「別に」、「わからない」。親に愛された事のない、あるいは育てられたことのない、それこそ本人がまだ子供で、まともな教育も受けてこない子です、、。きっと同世代の子たちと話すときは、また違う表現になるでしょう。想像する以上に根は深い感じです。

アジアやアフリカの片隅で、家族のために必死で働く、あるいは働かされている小さな子たちを見てきました。粗末な服を着て、はだしで、大人の顔色を伺い、小額紙幣の勘定がうまくなって、、。それ意外の世界を知らない子たちです。育った環境の影響は計り知れません。

この少年院では、一人当たりの年間予算は維持費を含めて800万円ほどになるとか。

ああ、富むアメリカ、病むアメリカー。
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# by toshikokomatsu | 2011-04-26 18:25

112.いよいよ

ジャクソンビルへ帰り一週間経ちました。私のアパートは帰郷予定日だった5月7日までサブレット、つまり又貸ししていて入れないので友人宅にいます。今日バーバラへあいさつに行ってきました。

実は出来たらどうしても今月の表彰式へなんとかもぐりこませてもらえるか、というかすかな望みもありました。この状態だと、一ヶ月以上先のことは何もわからないからです。もしかして何かとりあえずの仕事が出てくるかもしれないし、ジャクソンビルにいるとは限りません。

こういうときは電話よりも直接行動です。10時半頃を見計らって行ってみました。幸いオフィスにいたバーバラは事情をわかってくれ、その場で担当者に電話してみるといいます。担当者からメールは届いてますが、全然関係ない部署なので会ったことがないそうです。結果はーなんとOK! やったー。予定どおり今週の木曜日にセレモニーが行われるそうで、他の受賞者といっしょに出席させてもらうことになりました。

朝8時半にこのオフィスへ来て、彼女といっしょに出発です。心が軽くなりました。嬉しい。やってみるもんですねえ。これで心おきなくまた「就活」が出来ます。最初に刑務所を紹介してくれた判事のELENIにもさっそくメールで知らせました。

私の方の何か予定が決まるまで、来月からまた週に2回のクラスを教える、ということにもなりました。結局アナンダは、最後の最後に来ないことに決めた、ということでした。 残念ですが、仕方ないでしょう。いざとなると、まだ刑務所の壁は厚い、ということなのでしょう。

では、木曜日のセレモニー結果まで。
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# by toshikokomatsu | 2011-04-26 02:27

111.バーバラへ連絡

バーバラへメールして早めに帰ることを伝え、一つ前の4月の表彰式に出席できるかと聞いたら、やはり5月にもうアレンジされてしまっているそうです。とりあえず帰ったら連絡をとり、出来たらまた刑務所ヨガを再開しようかな、とも考えています。私のあとに教えに行く予定だったアナンダは、結局行かない事に決めたとか。そうかあ、ちょっと残念です。

バーバラは、私の予定が変わったことにびっくりしていたけれど、また会えるのは嬉しい、と。

今はジョージア州や、サウスカロライナ州のいなかをゆっくりあちこち運転して帰途の途中です。初夏の緑の中、のんびりハイウエイを避けて、飛行機も飛ばないようなところを運転中。

さあ、わたしの人生これからどうなることでしょう。明日の夜、ジャクソンビル到着です。

今泊まっているモーテルの外へ出て気がついたら、外は満月でした。出発した時から、もうというかまだ一ヶ月しかたってないんですねー。

不思議な事に、アトランタを出ることになったその日の夜から朝にかけて、今まで数週間や数ヶ月連絡のなかった友人たちから次々にメールが入ってきました。ジャクソンビルで腰の手術をした友人からまず一報、その後トレーニングどう?というメールから始まり、かつてアラスカで一緒に働いていたドイツ在住の友人、ロサンゼルスの空港でいっしょに働いてたハワイ在住の友人、グアムの仕事先でできた友人、それにニューヨークの古い友人などから、まるで示し合わせたようにいっせいに様子を聞くメールが入ってきました。

何か宇宙の「気」のようなものを感じます。みんなありがとう。
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# by toshikokomatsu | 2011-04-17 09:14

110.デルタ航空結果報告

デルタ航空研修の報告です。4週間目の中間テストで、平均点が合格の90点にわずかに及びませんでした。その場で結果が出て、オフィスに呼ばれます。ある程度覚悟はしていたので、冷静に受け止める事が出来ました。

教官とその上司と共に会議室で会い、「残念ですが」の言葉と共に、ジャクソンビルまでの帰りのフライトの予約が伝えられます。「車で来ているのでけっこうです」と断り、出来たらクラスのみんなにあいさつをしたい、と伝えました。

普通そういうことはしないらしく前例がないそうですが、「グッドラックと伝えたい」、と言うと快く了承してくれました。クラスに入っていぶかるみんなの前に立ち、明日帰ることになりました、と伝えます。

私はニューヨークの9.11のテロの時や、タイの津波の時、ニュージーランドの飛行機墜落事故の時などわずかの時間の差で命を守られてきました。この世で起こることにはすべて意味があるのだと思います、ということからはじめ、今回も今は時期じゃない何かの意味があったんでしょう、ということを伝え、私の人生の目標世界200カ国を訪ね歩きたい、とも伝えます。ぜひ機上でお会いしましょう、と。そして、一番言いたかった事、家に帰ったらあななたちのお母さんに「こんな人に出会ったこと」をぜひ伝えてほしいと言いました。常に人生にチャレンジしている女性がいることを。

シーンと聞いているみんなの目が真っ赤になっています。泣かないで、また帰ってくるかも。またチャレンジするかも。大きなスマイルをしているのは私一人でした。

そして今、本当にまたチャレンジしようか、という気になっています。

気力と体力は負けません。負けるのは視力、聴力、これは仕方ないにしても、やはり一番のハンディは「記憶力」、「暗記力」です。なにしろ毎日の授業と翌日のテストは、毎日中身の違う内容を丸暗記できるか否かにかかっています。20代、30代の英語を母国語として、現役で飛んでいる同級生の子たちに混じり、3週間まで無事にパスしたのが不思議なほどです。

ホテルに帰ると、みんなの集合写真を大きく引き伸ばしそれぞれ名前をサインしたものと、寄せ書きのカードがいつの間にか用意されていました。ありがたいなあ。ひとりひとりハグします。

一度失敗すると6ヶ月は申請できないそうですが、落ちてくよくよするのはだれにでも出来ますね。そこからの行動の違いがだれにも出来ないことをめざさなきゃ、と思います。受かって「えー、すごい」は当たり前、受からなかったかった後の「えー、すごい」をめざそうかな、と今思っているところです。えー、できるのかな。できる、できる。

ちなみにデルタ航空の新しいロゴは「KEEP CLIMBING」、つまり私の名前「登志子」です。

ビッグスマイルと共にー。
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# by toshikokomatsu | 2011-04-17 08:48

109.義援金

アトランタでデルタ航空の厳しいトレーニングを受けている最中に、米沢の友人から報告が届きました。

わたしの送ったフロリダからのメッセージとみんなの心を、山形新聞社の受付までわざわざ持って行ってくれたそうです。住所と名前が翌日の新聞にのり、おまけに地元のラジオ局でもメッセージを読み上げてくれたそうです。嬉しい。あのマーケットの日にそっと「少ないけれど」と手渡してくれたひとたちの気持ちも届けられました。

今は寝る時間もなく、トレーニングセンターでの毎日の勉強と試験と実技に取り組んでいます。覚悟はしていたけれど厳しい。こんなに集中して勉強しても点数に満たなかったら即アウト、帰されます。辛くて泣き出す「同級生」もいます。正直くじけそうになりますが、日本でがんばっているひとたちのことを思ってわたしもがんばらなくちゃ。応援してくれているみんなに感謝です。
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# by toshikokomatsu | 2011-04-03 22:40

108.明日から

アトランタへ到着しました。デルタ航空の用意してくれた滑走路の見える空港すぐそばのホテルへチェックイン。士気が高まります。明日からのトレーニングはかなりハードルが高いそうですが、がんばらなくちゃ。

しばらくBLOGはなしで専念し、次回は無事に終わってJAXへ帰り、表彰式を迎えるところを書けたらいいな、と思います。そこでこのBLOGの区切りをつけたい、と思っています。読んでくださってる方たち、ありがとう、応援ありがとう。ありがとうございました。

日本に一日でも早い平和が戻ってきますようにー。
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# by toshikokomatsu | 2011-03-21 10:52

107.お月様

今朝はアトランタへ行く途中のモーテルで早くに目が覚めました。まだ薄暗い中、駐車場の車へ行って見ると、中の電気がついてるのかと思うほど車内が明るく見えます。

そのわけは大きな黄色いお月様でした。西の空低くまん丸に輝いています。

それを見ながら、一昨日もらった米沢の友人からのメールのことを思いました。彼女は近くに避難してきた被災者たちに、おにぎりの炊き出しをしているということです。地震の義援金を日本に行った時に持って行こうと思っていたけれど、それよりも先に彼女の方に送ってお米代の足しにしてもらおう、と思いつきました。今はわずかしか出来ないけれど。昨日の土曜日にした2時間ほどのボランティア手相鑑定で、寄付もいただいたのでいっしょに送ることにしたい。

ボランティアは、午前中はアートマーケットで働き、午後がそのマーケットの中での手相鑑定です。昨日は早めにきりあげて出発しましたが、それでもみんなが思いやりの深い言葉をかけてくれました。この不景気で仕事がない、減給になった、お家のローンが払えない、とかいう大変な人たちでも、私が日本まで寄付金を持っていくつもりだというと、みんなやさしい顔になり、少しだけどと預けてくれました。頭が下がります。手を合わせます。

これももしかして満月の嬉しい波動なのかも。
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# by toshikokomatsu | 2011-03-21 08:31

106.最終日 3/18,2011

とうとう終わりました。さわやかに晴れ上がって、熱い夏日のような一日。みんなが来る前に毛布を並べて写真をとりました。冷房がふたつかかっていたのをひとつにして、ドアを開けて空気を入れ替えます。

最後のクラスの名簿リストは、女性12人、ウエイティングリストに4人となっています。名前が多いのは急な都合でこれない人もいるためで、時間になると10人の知っている顔が入ってきました。みんな「今日が最後ねー」という雰囲気です。こちらも「そうなのよー」という顔で。

ドアを閉めて電気も消してブラインドも閉め、窓からの薄明かりでゆっくり座り深呼吸します。始まる前にお礼をいいました。すばらしいカードのお礼と、それに今度表彰されることになったことも。みんなのおかげです、と。あの表紙のきれいな絵を描いてくれた人はここにはいなかったので、よろしくとも。

家族の様子をきかれ、まだ連絡つかない仙台の伯父たちのことを伝えました。ここでいう「新聞」というのはニュースとして貼り出されるローカル版らしく、情報がないといいます。インターネットも職探しする人用みたいで、まだ写真も見てないと言います。先日の男子クラスとちょっとちがうようですが、行方不明者も入れ2万人近くなっているということだけで、いかに被害がすさまじいか想像できるのでしょう。一日も早い復興を目指してみんながんばっています、親戚もきっと無事だと信じていますというと、みんなうなずいています。「わたしたちもお祈りします」

それにしてもその後でいろいろな人に聞いてみると、フロリダというのはつくづく地震に縁のない人が集まっているようです。少なくともわたしのまわりには経験したひとはひとりもいませんでした。小学校の時から避難訓練をして、とっさに机の下にもぐる、と言う話をしたら、70代男性は、自分の小さいころもそのドリルをやった、といいます。ただし、机の下にもぐるのはソ連が爆弾をもって攻めてきた時のためだそうです。小学校のときに定期的に行ったといいます。アラバマ出身の女性は「竜巻」非難訓練だそうです。やはり机の下にもぐってやるのだそうです。同じことをやっていても場所が変わればこんなに違うんですね。

思っていたとおり、クラスが終わったあとは、自然とひとりずつハグになりました。「ありがとう」、「元気で」、それに「みなさんの無事を祈ってます」も。「再会を願って」は、ここでは禁句かな。

いつももらってばかりのバーバラにも今日はカードを作って来ました。会えなかったので受付に置いて、まだ日が高い外へ出ます。今度来るのはいつになるのか。

満月の日からはじめさせてもらったこのヨガクラス。ちょうど明日がまた満月です。今晩は大きなまあるいお月様がみえることでしょう。こちらの気象ニュースによると、いつものお月様より2割ほど大きくみえるのだとか、特別な満月のようです。

激動の3月になりましたが、明日は600km運転してとなりのジョージア州、アトランタまで向かいます。いろいろな気持ちと祈りをこめて走っていきます。大きなお月様、見守ってくださいねー。
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# by toshikokomatsu | 2011-03-18 10:08

105.最後の週

今日水曜日は男子クラスの最終日でした。土曜日にアトランタに発ちます。

クラスへ早めに入って、みんなが私を良く見えるようにと毛布の位置を整えていると、ドアがあいてみんなが揃って入ってきました。バーバラもいっしょです。先頭の人が新聞紙サイズほどある大きなカードを持っていて私に手渡すではないですか。えーっ、きれいな手書きの絵が表紙に描いてあって、中はみんなの寄せ書きでした。男女いっしょのメッセージだそうです。もうっ、ほんとに思いがけない事ばかりしてくれます。

絵は女性クラスの囚人が描いてくれたそうです。笑ってる顔と泣いてる顔、「We will miss you」と将来形で書かれています。寂しくなるという意味ですね。今まで仕事をやめるときにあちこちでカードをもらった事はあるけれど、まさか刑務所で囚人たちからもらうとは、、。それも特大の手作りの。

心からお礼を言って、改めてみんなで座りなおして地震の話から始めました。やはりこのクラスもだれも経験した人はいないそうです。でも新聞記事を見たらしく、それとネットが決められた時間に順番に使えることもあって、そのものすごさを認識してるようでした。

先週の女性クラスでやったように、祈りをこめて良い気を日本に送りましょうとなりました。特に今日は最後のクラス、長めの座禅を組みました。始まる前には、良い気を吸って身体に取り入れ、吐く時はストレスやフラストレーション、心配事などの気を吐き出します。クラスが終わってもう一度、今度は部屋に満ちている良い気を深く吸ったあと、それを愛するひとたち、送ってあげたい人たちを思いながらゆっくりと吐き出します。もうじき出所予定の人が二人いて、いっしょに「グッドラック」の気も念じました。

クラスが終わって最後にひとりひとりと握手です。特製カードありがとう。「オールザベスト」と言い合います。家族がエアラインで働いているという人には「機内で会いましょう」、若い仏教徒男性には「アルゼンチンの禅寺で会えるといいね」。

たぶんあさって金曜日の最後の女性クラスでは、握手の代わりにハグになるでしょう。

みんな笑顔です。
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マウスが小さく見えます
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# by toshikokomatsu | 2011-03-18 02:20

104.巨大地震-3

水戸に住む一人の伯父と連絡とれたそうです。無事だったそうですが、家がこわれてしまい娘さんのところに避難したそうです。仙台の方とはまだ連絡がつきません。

ふと気づいてNYで働く娘のFACEBOOKをのぞいて見たら、お見舞いコメントがたくさん載ってました。先日のNZの地震で父親の国が、今回の地震で母親の国が被災し、なんてこったということで、早くみんなの無事が確認できるように、私たちの気持ちはあなたの思いと常に一緒です、と暖かい言葉が並んでいます。

こちらの友人たちは、日本人の礼節さをほめたたえます。アメリカなら間違いなく略奪や暴動がおきるところなのに、秩序がありお互いに思いやりを持って対処していく姿に感銘を受けたそうです。

被災地の亡くなった方たちの数もとてつもない数になりそうですが、今は原発の問題が先決で、私もネットを開きっぱなしでニュースを追っています。思わぬ方向へ問題が飛んで行きはらはらの毎日。

昨日の日曜日に夏時間に時間が戻り、日本のお昼がこちらフロリダ州の真夜中になりました。まったく地球の反対側の、花が咲いて、穏やかで暖かくて食料もいっぱいあって、電気もお湯も豊富にある場所にいるのが申し訳なくて心が痛みます。これがもし日本にいたとしたらどれだけの心労になることでしょう。少しでも資源の節約節制に心がけ、他のアメリカ人や友人たちと一日も早い回復を願ってお祈りするばかりの毎日です。 
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                                こんな新聞を見ると涙が出ます。

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# by toshikokomatsu | 2011-03-15 18:30

103.巨大地震ー2

ようやく電話が実家の山形につながりました。母の携帯にかかり、いつもとちょっと違う母の声が聞こえます。ショックでちょっとトーンがハイになってるのかもしれません。実家の両親と弟家族、それに近くにいる親戚は無事。ほっとしました。

ただ仙台や茨城にいる親戚やいとこはまだ連絡がとれません。映像を見て心が痛くなる毎日です。
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# by toshikokomatsu | 2011-03-14 21:00